2024年10月15日火曜日

「母から学んだこと」 by チロル

  最近、久々に実家に帰って母と話してから、ふとした時に母のことを考えることが増えるようになりました。

 私の子供も高学年になり、これから反抗期が来るのだと思いますが、私が反抗期真っ只中の時、母はうるさく口出しすることもなく見守ってくれていました。

 また、学校や会社のことで、私がどんなに弱音を吐いたり泣いたりしていても、私から話すまでそっとしておいてくれました。今思うと、何も言わずにただ聞いてくれているだけで自分の居場所がここにあるという安心感を感じることができていたように思います。

 母親になってから、あの時なぜ口を出さずにいられたの?と母に尋ねたことがあります。母は、「あなたは、泣いたり弱音を吐いたりして感情を出してくれていたから、ちゃんと乗り越えられると思って何も心配していなかったよ~。」と笑いながら言っていましたが、その言葉は、同じ母親になった私にとって驚きでした。そして、同時に、自分を信じてくれていたことが本当に嬉しく感じました。

 子供を信じて見守ることの大切さを、母から教えてもらえた出来事でした。 

 これから、どんどん成長していく我が子に戸惑うこともあると思いますが、子供を信じて程よい距離感で見守っていきたいと思います。

「ばーばー見ててね」 by ふーみーのはは

  六年生の長女は祖父母っ子。特に祖母(私の母)とは赤ちゃんの頃から沢山一緒に過ごしてきた為、お互いに特別な孫、特別なばーばーだった。その祖母が、一年半の闘病の末亡くなった。梅雨に入り、プール授業が始まった頃だった。                       

 長女は病気のことは良く分からないけど、元気で健脚で料理上手だった祖母が序々にやせて活気を失っていく姿を間近に見て、「ばーばーが居なくなってしまうかもしれない…。」とどこかで理解しているようだった。お別れの時は沢山涙を流したけど、しっかり祖母の顔を見て、手を取って感謝を伝え合えていた。見送った後も、祖母を偲びながらも、自分なりに祖母の不在を受けとめられているようだった。

 長女の服やお菓子の好み、今してほしいことなど、母である私よりも分かっていた祖母。二人の仲だから、長女しか分からない祖母の気持ちや感覚も沢山あったと思う。そういう"特別なばーばー”との思い出が、今後も長女を助けて成長させてくれると思っている。


 ずっと一緒に見守ってくれてありがとう。ちょっと変わってるところもあるけど、素直で優しい頼もしい子だよね。立派な中学生になるから、ばーばー、ふーを見ててね。

「年子の子育て」 by 2児のママ

 私には2人の娘がいます。

 年子なので次女が産まれた時には長女との育児の両立が、大変な面がありました。しかし、長女がお姉ちゃん風を吹かせて離乳食を食べさせてくれたり、寝かしつけやオムツ替えの手伝いをしてくれたりして、とても助かりました。

 今になると、年が近いこともあり家では、つまらないことでケンカが絶えません。少しケンカをなくしてくれたらいいのですが、ケンカするほど仲がいいってことで、遊ぶ時は私の声も聞こえないほど集中して2人の世界に入っています。

 育児の面では大変な面もあり、叱ることも多いですが、子供たちのおかげで楽しい毎日を送っています。

 私も子供たちと一緒にまた一歩成長できたらいいなと思います。

「子供の成長」 by たっちゃん

 ある日、私が料理をしようとしていると、子供が「自分も料理を手伝いたい。」と言いました。私は普段、後々しなければならないであろうフォロー、やり直し等を考えて良くないとは思いつつ、子供自身の身の回りのこと以外はあまりさせてきませんでした。

 ですが、子供から手伝いたいと言ってきたのもあり、お互い良い機会かと思い、手伝わせてみることにしました。ハラハラしている私をよそに手際良く手伝いを進めてくれました。そして一言「お母さんが疲れる理由が分かる気がする。」と言いました。理由を聞くと、「野菜を切るだけで大変なのに、他にも色々しなきゃいけないから。」と。

 私はてっきり、疲れた、楽しかった等の言葉が出てくると思っていたので意外でした。

 私が家事をする姿を見て、疲れてるんだなと感じたことや、実際に手伝ってみて大変さを分かってくれたことが、手伝いをさせてみて良かったと思いました。「じゃあ、これからも色々手伝ってもらおうかな。」と言うと、「えー。」と笑う子供。本当に小さなことですが成長を感じられた一日でした。