2024年10月15日火曜日

「ばーばー見ててね」 by ふーみーのはは

  六年生の長女は祖父母っ子。特に祖母(私の母)とは赤ちゃんの頃から沢山一緒に過ごしてきた為、お互いに特別な孫、特別なばーばーだった。その祖母が、一年半の闘病の末亡くなった。梅雨に入り、プール授業が始まった頃だった。                       

 長女は病気のことは良く分からないけど、元気で健脚で料理上手だった祖母が序々にやせて活気を失っていく姿を間近に見て、「ばーばーが居なくなってしまうかもしれない…。」とどこかで理解しているようだった。お別れの時は沢山涙を流したけど、しっかり祖母の顔を見て、手を取って感謝を伝え合えていた。見送った後も、祖母を偲びながらも、自分なりに祖母の不在を受けとめられているようだった。

 長女の服やお菓子の好み、今してほしいことなど、母である私よりも分かっていた祖母。二人の仲だから、長女しか分からない祖母の気持ちや感覚も沢山あったと思う。そういう"特別なばーばー”との思い出が、今後も長女を助けて成長させてくれると思っている。


 ずっと一緒に見守ってくれてありがとう。ちょっと変わってるところもあるけど、素直で優しい頼もしい子だよね。立派な中学生になるから、ばーばー、ふーを見ててね。